みなさんこんにちは!経営者オタクのゲンキです。
今回の記事はグルーポンの創業者であるエリック・レフコフスキーさんを紹介していきます。
先月も新しい事業がNASDAQに上場を果たした今旬な経営者と言えるでしょう!
この記事を読むべき人
・エリック・レフコフスキーを知りたい人
・「AI×医療」の新しい事業のがどんなものなのか知りたい人
エリック・レフコフスキーのプロフィール
基本情報
- 名前: エリック・レフコフスキー Eric Paul Lefkofsky
- 生年月日: 1969年9月2日(54歳)
- 出身地: アメリカ合衆国、ミシガン州デトロイト
- 学歴: ミシガン大学を卒業し、同大学のロースクールで法学位(Juris Doctor)を取得。
- 2008年に共同購入型クーポンサイト「グルーポン」を共同創業した人物
- 私生活:3 人の子供がおり、イリノイ州シカゴのグレンコー郊外
主な業績
- Groupon(グルーポン): エリック・レフコフスキーは、ディール・オブ・ザ・デイ(Daily Deal)サービスで知られるGrouponの共同設立者です。Grouponは2008年に設立され、短期間で世界的な注目を集めました。
- Tempus: レフコフスキーは、2015年にTempusを共同設立しました。Tempusは、医療分野でデータと人工知能を活用して、個別化された医療を提供することを目指しています。主にがん治療におけるデータ解析を行い、患者ごとの最適な治療法の提供を支援しています。
- その他の企業: レフコフスキーは、InnerWorkings(インナーワーキングス)、Echo Global Logistics(エコー・グローバル・ロジスティクス)、Mediaocean(メディアオーシャン)、Uptake(アップテイク)など、多くの企業を設立または共同設立してきました。彼のビジネスは、テクノロジー、物流、広告、医療など多岐にわたっています。
フィランソロピー
- Lefkofsky Family Foundation: 彼は妻のリズ・レフコフスキーと共にLefkofsky Family Foundationを設立し、教育、医療、人権、文化への支援活動を行っています。この財団は、子供たちの生活の質を向上させることを目的としています。
エリック・レフコフスキーの生い立ち
大学卒業後
彼の起業家としての一歩目は、企業買収からでした。今ではテクノロジー分野の第一人者とも言える彼ですが、彼が初めに買収した企業はウィスコンシン州マディソンの衣料品会社、Brandon Apparel でした。
意外な始まりですよね。なんで衣料品会社だったのかは疑問ですね(^○^)
グルーポンの設立
世界有数の電子商取引の 1 つであることをご存知ですか?
marketplaceグルーポンは当初レフコフスキーとキーウェルが「The Point」という名前でビジネスを始めました。
しかし、ビジネスモデルが持続不可能であることに気づき、Groupon にブランド変更されました。
テンプスAIの成り立ち
テンプスAIの設立は、2015年、レフコフスキーの妻が乳がんと診断されたことがきっかけでした。
妻のケアに必要なデータが非常に限られていることに気づいたレフコフスキーは、その問題を解決するためにテンプスAIを立ち上げました。
同社は、がん患者の腫瘍サンプルをシーケンスし、AIを活用してより正確な診断と個別化された治療を支援しています。現在、テンプスAIは2300人以上の従業員を抱え、2000以上の医療サービス提供者と提携しています。
テンプスAIの上場とその影響
テンプスAIは、ソフトバンクグループやグーグルからの支援を受け、2023年6月14日にナスダックで新規株式公開(IPO)を果たしました。
上場初日、株価はIPO価格から9%上昇し、最終的に40.25ドルで取引を終えました。これにより、テンプスAIの時価総額は66億ドル(約1兆円)に達し、レフコフスキーの持ち分の価値は22億ドル(約3460億円)に達しました。これは彼にとって、2011年にグルーポンが上場して以来初めての上場企業となりました。
とんでもない…数字です。
課題と今後の展望
テンプスAIが長期的に成功を収めるためには、早期に黒字化を達成することが重要です。2023年には収益が5億3200万ドル(約838億円)に達しましたが、依然として2億1400万ドル(約337億円)の赤字を抱えています。現時点では、運転資金として5700万ドル(約9億円)を保有しているものの、負債は4億5000万ドル(約709億円)に上ります。これらの課題にもかかわらず、レフコフスキーは同社の成長に楽観的な見通しを持っており、将来的には黒字化が可能であると見込んでいます。
レフコフスキーのビジネス哲学
レフコフスキーは、急成長を追求するのではなく、長期的な成長を重視するビジネス哲学を持っています。彼はテンプスAIを設立する際、腫瘍学に特化し、米国市場に焦点を絞った戦略を採用しました。このように、ビジネスの基盤をしっかりと固めることが成功の鍵であると考えています。
多くの財をにした人は、短期的な利益を求めずに長期計画を立てるけいこうがありますよね!
でも続けられない人がほとんどだから長く続けた人が成功するのかもしれません(^○^)
投資家からの評価と期待
テンプスAIは、グーグルやソフトバンクグループ、NEAなどの主要投資家から累計で13億ドル(約2049億円)以上を調達しており、そのビジネスモデルが高く評価されています。特に、ヘルスケアテクノロジーコンサルタントのブルース・クインは、臨床記録と臨床検査サービスを統合するレフコフスキーのビジョンを称賛しており、製薬会社との提携を通じてテンプスAIが成長を続けることに期待を寄せています。
最後に
エリック・レフコフスキーにとって、テンプスAIは単なるビジネスではなく、彼の遺産として後世に残すべきプロジェクトです。私個人的にはレフコフスキーの妻が乳がんと診断されたことがきっかけというのがとても好感を持てました。直接起業家の方TOお話しした際によく聞く内容として「身の回りの不を解決しろ」というのが鉄則のようです。
エリック・レフコフスキーさんの過去の経歴は華やかしいものですが、それ以上に今後の活躍がとても気になります。彼は、今後もテンプスAIを通じて、医療データの活用による個別化医療の実現を目指し、世界中の患者により良いケアを提供していくことでしょう。
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